頭皮のにきび
みなさんは、にきびという言葉を聞くと、すぐにおでこや頬にできるブツブツをイメージすると思いますが、実は頭皮においてもにきびは発生します。今回は、そんな頭皮にでいるにきびについて説明します。
頭皮にきびの原因
頭皮にできるにきびはおでこや頬にできるにきびと同じで、その原因は、頭皮に存在するアクネ菌と言われる菌です。
ただし、アクネ菌は私たち人間の皮膚にいる常在菌で本来は、頭皮の環境を整えたり、外からの細菌の侵入を防いでくれます。
しかし、頭皮の環境が変化し、アクネ菌が本来の役割を果たせなくなったり、異常に増殖したりすると、頭皮のにきびが発生してしまいます。
左にアクネ菌の画像を載せます(こちらより参照)。このアクネ菌は、多くの皮脂があり、酸素がない場所を好みます。
まず、人体において多くの皮脂が分泌される皮膚というのは、おでこ、頬、背中、頭皮で、酸素が入りにくい場所というのは、皮脂腺の中ということになります。
つまり、アクネ菌にとって最高の住み家は、おでこ、頬、背中、頭皮などの皮脂腺の中ということになります。すなわちこれらの場所が、非常ににきびができやすい場所という事になります。
毛穴が詰まる事でアクネ菌が大繁殖
では、どのようにして頭皮ニキビができるのか説明します。
まず、角質や皮脂などによって頭皮内の毛穴が詰まると、毛穴から皮脂が分泌されずに溜まっていきます。
そして、毛穴の中に皮脂が溜まると、それを餌とするアクネ菌が大量に繁殖します。大量のアクネ菌が皮脂を毒性のある遊離脂肪酸に分解し、これによって頭皮が炎症を起こします。
ちなみにこの毛穴に溜まった遊離脂肪酸こそが膿と呼ばれるもので、これによって毛穴が膨れたにきびとなります。
皮脂の分泌を抑えよう
上の説明で頭皮にきびの原因は、アクネ菌が増殖するための皮脂だということが分かりました。すなわち、頭皮における皮脂の量を正常にすれば、頭皮にきびが改善されるということです。
頭皮において、皮脂が過剰に分泌される原因は大きく分けると、2つあります。どちらが自分に当てはまるかを判断し、それに適した方法で、頭皮にきびを改善させましょう。
脂質の過剰摂取
皮脂の過剰分泌の原因として、真っ先に考えられるのが、食事における脂質の過剰摂取です。普段の食生活において、スナック菓子や炭酸飲料や揚げ物などの高脂質+高カロリーなものばかり食べていませんか?
過剰に脂質を取ると、体内の酵素で分解しきれないので、血液にまで溶け込んでしまいます。そして、血液中に溶け込んだ脂質を体外に排出するために、皮脂腺が活発に働き、過剰な皮脂が分泌されてしまいます。
もちろん皮脂の分泌は、頭皮だけに限らず、皮脂腺の多いおでこや頬などにおいても起こります。ですから、そのような場合、おそらく顔も脂ぎった状態になっているでしょう。
では、その対策ですが、当然のことながら高脂質で高カロリーな食べ物を抑えれば良いということです。
夜に揚げ物やフライ物を食べるなら、昼間は野菜中心にしたり、また、揚げ物類を食べる時でも咀嚼の回数を増やすことによって、少ない量でお腹を満腹にし、摂取する脂質の量を減らしましょう。
また、ビタミンB2やビタミンB6などを含む食べ物を一緒に食べるというのも1つの対策法です。なぜならビタミンB2は脂肪の代謝を上げる効果がありますし、ビタミンB6は脂肪の分解を促進させる働きがあるからです。
上のような対策で、少しでも体内に取り込む脂質の量を抑え、頭皮にきびを作らないように頑張りましょう。
間違ったシャンプーの習慣
また、間違ったシャンプーの習慣がついている場合、本来、落とせるはずの皮脂がそのまま頭皮に残ってしまいます。そして、それが続く場合と、頭皮が皮脂まみれになってしまい、頭皮にきびができやすく、治りにくい環境になっています。
皮脂まみれになってしまう間違ったシャンプーの習慣とは、
- しっかりとすすがない
- 夜寝る前にシャンプーせずに朝シャンプーする
です。では、早速これらの間違った習慣について説明します。
まず、シャンプーというのは、頭皮についたホコリや皮脂を取り除き、頭皮を清潔にすることを目的にしています。しかし、すすぎの時間が短い場合、シャンプー剤やリンス剤が頭皮に残ってしまいます。
特にリンスには油分を多く含むので、これでは、頭皮に皮脂が残っている状態と同じになってしまいます。ですから、シャンプー後やリンス後はしっかりとゆすぎましょう。
一般的にすすぐ時間はシャンプーする時間の3倍と言われていますが、これでは、時間がはっきりとわからないので、3分を目安にしてください。
さて、もう1つ大事なことは、その日の汚れは必ずその日の内に洗い流すということです。
朝に髪の毛のセットをするから、夜はシャンプーせずに、朝にシャンプーをするいわゆる朝シャンですが、これは、頭皮にとっては非常に悪いので、絶対にやめてください。
なぜなら、夜にシャンプーをしない場合、寝ている間に皮脂が酸化され、毛穴にくっついてしまいます。そうなると、なかなかシャンプーしても、酸化皮脂が取れずに、皮脂が溜まっていくので、頭皮が皮脂まみれになってしまいます。
また、夜にシャンプーすると、寝ている間に分泌される新鮮な皮脂がバリヤーの役割を果たし、頭皮を乾燥などから守ってくれますが、朝にシャンプーすると、それらを取り除いてしまうので(酸化皮脂は除く)、頭皮が乾燥しやすくなり、フケやかゆみが発生します。
なので、シャンプーは夜に行い、しっかりと皮脂を落としてください。
もし、上に挙げる誤ったシャンプーの習慣をしているのならば、しっかりと正して、皮脂の過剰な分泌を抑え、頭皮のにきびを無くしましょう。
頭皮にきびは潰さない
頭皮にきびが出来てしまうと、頭を掻いている時に妙な出っ張り感があり、ものすごく気になってしまいます。中には頭を力いっぱいかきむしって、頭皮にきびを潰してしまう人もいらっしゃいます。
しかし、頭皮にできたにきびは絶対に潰してはいけません。
その理由としては以下の2つが考えられます。
- ニキビを潰した時に出てくる皮脂や膿をきっちりと拭き取れない
- 真皮部分までダメージを受けると、その影響は毛根にまで及ぶ可能性がある
皮膚にできるにきびは、何かの拍子に潰れて中から膿が出てきた場合でも、しっかりと拭き取ることができます。しかし、頭皮の場合には、周りに髪の毛が邪魔して膿をうまくふき取ることができません。
すると、頭皮ニキビができた周りに、膿や皮脂が付着してしまい、炎症を起こす場合があります。すると、頭皮がかゆくなったり、もう一度にきびが出来たりします。
また、にきびを潰した時に、頭皮の奥にある真皮部分までダメージを負ってしまうと、最悪の場合、毛根部分が破壊されます。すると、毛根細胞が死んでしまうので、髪の毛が生えなくなってしまいます。
なので、頭皮にできたにきびは絶対に潰さないようにしてください。
ルプアクアでニキビをケアしよう
もし、なかなか頭皮ニキビが治らないなら、直接的にアクネ菌を殺してやる必要があります。
頭皮ニキビができている以上、毛穴の中には大量のアクネ菌が増殖しているのでその増殖をとめてやり、アクネ菌の数を最適にしてやらなければいけません。
そこで、今回紹介したのがルプアクアという頭皮ニキビ専用の薬です。
このルプアクアは、イソプロピルメチルフェノール(シメン-5-オール)とアラントニンという2つの有効成分が含まれています。
まず、イソプロピルメチルフェノールですが、この成分はアクネ菌に対して高い抗菌力を持つためにアクネ菌の繁殖を抑える事ができます。
また、アラントニンは組織細胞の修復を行い、新しい細胞を増殖させる働きがあります。なので、これによって頭皮ニキビで炎症を起こした毛穴を素早く元通りに治します。
さて、ここで重要となってくるのが、これらの2つの有効成分をしっかりと毛穴に浸透させる事ができるかと言う事です。どんなに良い成分であっても、患部に届かなければ意味がありません。
実はニキビ治療薬にとってこれが一番の問題であり、それを解決させる事が治療へとつながります。
そして、その点こそがルプアクアが他のニキビ治療薬と違うところです。ルプアクアでは、それらの有効成分分子がナノサイズと非常に小さいので、しっかりと毛穴の奥まで浸透する事ができます。
なので、2つの有効成分の効果が最大限発揮でき、アクネ菌の抑制から患部の再生までが非常にスムーズとなります。
もし、なかなか頭皮ニキビが治らないと言う人や早く治したいと言う人は1度このルプアクアを使ってみてはいかがでしょうか。きっとあなたのニキビの悩みが改善されるでしょう。
他にもこんな頭皮の悩みありませんか?
頭皮にきびがある人は、下のような頭皮トラブルも併発しやすいです。心当たりがある人はしっかりとチェックしておきましょう。
また、頭皮に関する悩みを解消するのために以下のものをチェックしておいてください。
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