プロペシアの副作用のリスクについて理解し、その上で服用するかを判断しよう

プロペシアはAGA治療の効果が高い育毛剤ですが、その副作用について十分に知っておく必要があります。その副作用のリスクについて十分に理解し、その上で服用するか、それとも他の治療法にするかは自分で判断してください。

服用するにあたって注意する事

まず、プロペシアの副作用の説明をする前にプロペシアの服用にあたっての注意事項を説明します。

用量・用法は必ず守る

薬を飲む上で一番注意すべきことはその用量・用法を必ず守る事です。

こんな事は当たり前でいまさら言う必要はないと思われるかたもいらっしゃるでしょうが、意外とこれを守れていない人が多いです。

特に

  • 薬の飲み忘れ
  • 必要以上に飲む
  • アルコール・ジュース等と一緒に飲む

に注意しましょう。

薬の飲み忘れに関しては普段から注意する必要があります。重要な事としては、もし薬を飲み忘れたとしても次に飲む時に前日の分まで飲むという事はやめてください。

二日分飲んだとしても効果は2倍になるわけではありませんし、最悪の場合には強い副作用が出る恐れがあります。

また、アルコールと一緒に飲むと肝臓などで代謝される時に思わぬ作用を引き起こす場合があります。くれぐれも注意してください。

プロペシアは1日1錠(フィナステリド:1mg)を必ず守るようにしてください。

女性は服用禁止

このプロペシアにおいて女性の服用は認められていません。特に妊娠している女性においては触る事さえ禁止されています。

その理由としては、

『プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、5αリダクターゼの活動を阻害し、テストステロンからDHTへの転化を邪魔するので、妊娠中の胎児(男児)の生殖器が異常な形へと変化する可能性がある』

からです。

また、錠剤を触ってしまうと、

  • 錠剤が手に付着し、それが口に入る恐れがある
  • 経皮吸収によって体内に入る恐れがある

ため、絶対に触らないようにしましょう。

もちろんそのような事にならないために、プロペシアの表面はコーティングされていますが、念には念をいれて女性は触らないようにしましょう。

もちろん服用などはもっての他です。

どのような副作用がどのくらいの確率で起こるのか?

プロペシアを服用する事で現れる副作用と言うのは、その有効成分であるフィナステリドがもたらす副作用の事です。

主にどのような症状かというと

  • 性欲減退・勃起不全
  • 肝機能障害
  • 乳がん
  • じんましんや吹き出物

などです。

性欲減退・勃起不全

プロペシアの副作用として一番多いのがこの性欲減退・勃起不全です。

性欲減退と言うのは男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が減少する事で起こりますが、確かにプロペシアは男性ホルモンに対して影響を与えます。

厳密に言うとテストステロンを直接減らすという事はありませんが、5αリダクターゼの活動を抑える働きをもっているため、人によっては何かしらの作用が働き、性欲を抑えてしまうのかもしれません。

ではその副作用がどのくらいの確率で発症するかについて説明します。

副作用の確率についてはMSD社が行ったブラセボ(偽薬)との対照試験(二重盲検比較試験)の結果が公表されています。下にその結果のグラフを用意したのでご覧ください。

プロペシアの性欲に関する副作用の実験結果

このグラフを見ると性欲減退(1.8%)、勃起障害(1.3%)、射精量減少(0.8%)の確率で発生し、また3つの項目のすべてにおいてブラセボ(偽薬)よりも上回っていることがわかります。

なので、プロペシアによる性関係の副作用については低確率で発生すると考えられます。

ただし、本来発生しないブラセボにおいても副作用がみられることから、被験者の思い込みが副作用を招く可能性もあります。

さて、この臨床試験においては性に関する副作用が平均して1%程度となりましたが、市販後に一般の人が服用するとその確率が少し上がると考えられます。

と言うのも臨床試験においては被験者はあらかじめ限られた環境下において薬の効果を測ります。しかし、一般の人の環境と言うのは人によって様々なので、どうしても不確定な要素が含まれてしまいます。

なのでそれらを参考に副作用が起こる確率を算定すると約2~3%ぐらいになると思います。

プロペシア服用による性関連の副作用が生じる確率と言うものは決して高いものではありませんが、そのようなリスクがあると言うことは服用する前に知っておいた方がよいでしょう。

実際にアメリカの公的機関であるFDAが製造元のメルク社に対して、『プロペシアの使用説明に性欲減退や勃起不全になる可能性がある旨を記載しなさい』と要請し、現在その旨はしっかりと記載されています。

肝機能障害

肝機能障害というのは、文字通り肝臓機能の一部に障害をもたらすもので、プロペシアの副作用として報告されています。

しかし、この肝機能障害と言うのは、プロペシアに限ったことではなく薬全般に当てはまり、このような薬物によって肝機能に障害が起こる事を薬物性肝障害と言います。

薬物性肝障害は肝臓の代謝能力を上回ったり、アレルギー反応によって起こるものなので、完全に取り除いてやると言うのは不可能であり、注意する必要があります。

プロペシアの使用説明書においても

肝機能障害が現れる事があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

のように記載されており、AST、ALT、γ-GTPが上昇する可能性があるとしています。

さて、問題の発生確率ですが、現在のところでは発生確率については不明とされています。

と言うもの実はこの肝機能障害については、海外においてのみ発生報告があり、日本においては報告事例が挙がっておりません。なので、使用説明において注意書きがされていますが、その確率と言うのは極めて低いでしょう。

乳がん

乳がんに関しては市販後にプロペシアを服用した人からの報告が挙がっています。

実はこれとは別に海外における3つの大規模な臨床試験結果が公表されているので、その結果を下に用意しました。

プロペシアと偽薬における乳がん発症比較

まず、1番左のグラフは3047人の前立腺肥大症患者を対象としたブラセボとの比較実験(4~6年)で、フィナステリドを投与した方では4例、ブラセボでは乳がんの発生は見られませんでした。

真ん中のグラフは全く別の3048人の前立腺肥大症患者を対象としたブラセボとの比較実験(4年)で、こちらは逆にフィナステリドを投与した方では乳がんの発生は見られず、ブラセボの方で2例見つかっています。

一番右のグラフは18882人の健康男性を対象としたブラセボとの比較実験(7年)で、フィナステリドを投与した方では1例、ブラセボでも1例見つかりました。

このことから、プロペシアと乳がんとの因果関係については認められず、使用説明の副作用の欄には特に記載はされていません。

もし、仮に乳がんが発症するにしても非常に確率は低いでしょう。

じんましんや吹き出物

このじんましんや吹き出物などの副作用については薬全般に言えるもので、薬局などで売っている風邪薬などでも発症する可能性があります。

こちらの場合においてもアレルギー反応によって起こるため、この副作用を気にしていたら、世の中に存在するすべての薬が飲めなくなってしまいます。

なので、こちらの副作用に関しては、副作用がでたら服用を中止する程度の認識で問題ないでしょう。

副作用を過剰に煽るサイトに注意!!

プロペシアの副作用について注意喚起しているサイトの中には過剰なまでに不安を煽る書き方をしているものがありますが、これらのサイトには注意が必要です。

もし、この過剰なまでの注意喚起がこれから服用する人に向けて、そのリスクをしっかりと知ってもらう事を目的としているのなら問題はありませんが、実際は異なります。

それらのサイトの目的は、訪問者に対して別の育毛剤を仕向ける事にあり、そのための陽動としてプロペシアの副作用を利用しています。

早速それらのサイトの見分け方を挙げると、

  • 副作用が出る可能性を極めて高いものとして説明している
  • 過激な画像を使用している
  • 最後に副作用のない育毛剤として別の育毛剤を紹介している

の条件に当てはまるものがそのようなサイトとなります。

特に一番下の『副作用のない育毛剤として別の育毛剤を紹介している』と言うのは一見すると、非常に良い事のように見えますが、実際に紹介される育毛剤はプロペシアよりもはるかに効果の低い育毛剤です。

これら質の低い育毛剤を紹介するサイトは非常に多く、誘導の仕方も巧妙なので注意する必要があります。

厚生労働省が認可したと言う言葉には注意

さて、そのような育毛剤の宣伝文句として

  • 厚生労働省が効果を認めた
  • 厚生労働省より認可された

と言う言葉が使われていますが、この言葉の意味をしっかりと理解する必要があります。

まず、厚生労働省が認可する育毛剤には医薬品と医薬部外品の2種類があり、現在医薬品としての認可を受けた育毛剤はプロペシアとロゲイン(リアップ)のみで、それ以外の認可品育毛剤は医薬部外品です。

医薬品として認可を受けるには、その薬の効果を何年にも渡って検証し、高い効果や再現性などをクリアーする必要があります。それに対して医薬部外品は有効成分が一定の割合で配合されており、安全基準を満たしていれば認可されます。

すなわち治療や予防目的ではっきりと効果が認められているのが医薬品であり、効果があるかもというのが医薬部外品です。

そして、一番重要な事は紹介されている育毛剤において厚生労働省が認めているのは育毛成分が入っているという事であり、育毛効果があるという事については認めていません。

その事は非常に重要なのでしっかりと覚えておきましょう。

それらの育毛剤のAGA改善効果はかなり低い

これらの育毛剤の育毛効果というのはプロペシアに比べるとはるかに低く、AGAの進行が進んだ場合においてはほとんど改善は見られないでしょう。

もし、万が一プロペシアに匹敵するぐらいの改善効果があるのなら、その成果をしっかりと検証し、その効果のエビデンスをもって医薬品としての認可を受けるはずです。

と言うのも仮にAGA改善薬の医薬品として認可を受ける事ができれば、日本中の医療機関で処方されるようになり、その利益は莫大なものとなります。

しかも、副作用らしい副作用も見られないので、プロペシアの市場を完全に奪う事ができますが、現実的にそのような効果は見られないため、医薬品の認可を受ける事はできないでしょう。

ただ1つ良いところを挙げるとするならば副作用がほとんど出ないことです。医薬部外品というのはもともと人体への作用が緩和なものとしているのでそれについては問題ありません。

なので、将来AGAになるのが心配だと言う人が予防目的で使用する分には良いかと思われますが、AGAが進行している人が使用しても効果を感じ取るのは難しいでしょう。

プロペシアの副作用のリスクについて理解を深め、服用するかどうかは自分で決める

さて、プロペシアの副作用について詳しく説明してきましたが、これらの副作用のリスクを知ってプロペシアを服用するか、それともやめるかと言うのは人によって違うと思います。

「副作用の確率は高いものじゃないので服用して髪の毛を太くする」と考える人もいれば、「いくら低確率でも勃起不全などの副作用が起こるなら服用しない」と言う人もいらっしゃいます。

プロペシアの服用をやめるなら

プロペシアの服用をやめて他の方法でAGAを改善させる場合には

  • ミノキシジル系の育毛剤ロゲイン(リアップ)を使う
  • 自毛植毛手術などの外科的治療を受ける

などの選択肢があります。

ミノキシジル系の育毛剤というのは、同じく医薬品として認可された育毛剤で、フィナステリド系のプロペシアとは異なる作用機序で発毛を促します。

また、ミノキシジル系の育毛剤のロゲイン(リアップ)は外用薬であり、プロペシアのような大きな副作用はないので、1度検討してみてはいかがでしょうか。

他にも自分の後頭部の髪の毛を移植する自毛植毛手術(いわゆる植毛)は高い確率で髪の毛のボリュームをアップさせることができますし、手術痕を目立たせないようにする事も可能です。

ただし、このような手術の場合には50万~200万という高額な費用がかかるため、自分の懐具合とよく相談してください。

副作用があっても服用する場合

プロペシアは確かに副作用のリスクはありますが、海外においても日本においても長年積み上げてきた実績があり、AGA治療において1番費用対効果も高いので、個人的にはその選択は正しいと思います。

もちろんプロペシア以上にAGA改善効果があり、副作用の少ない育毛剤が開発されれば、それが1番良いのですが、そのような夢の育毛剤が開発されるにはまだまだ時間がかかりそうです。

なので、育毛剤でAGA治療をしようと考えられている方はプロペシアと自分の頭皮を信じ、しっかりと治療を続けてください。焦らずじっくりと治療する事であなたの髪の毛は少しずつ生えてくるようになるでしょう。

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